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ブルーベリー茎エキス末
くにさと35号

BLUEBERRY STEM EXTRACT POWDER

ラビットアイブルーベリー・くにさと35号を使用しています。

平成15年度に宮崎県が採択された科学技術振興機構委託の「宮崎県地域結集型共同研究事業」(事業期間 平成15年度~20年度 宮崎大学・宮崎県・地元企業による産学官共同研究事業)の研究成果において、ラビットアイブルーベリー葉に優れた機能性があることが解明されました。
※以下に示す機能は、非臨床試験の結果であり、ヒトでの効果を保証するものではありません。


機能性成分が多く含まれた品種
FUNCTIONALITY

品質登録証

『くにさと35号』は世界で初めて、葉を収穫するための品種として開発され、品種登録されました(登録番号:第21636号)。葉にはキナ酸やプロアントシアニジンといった機能性成分が多く含まれており、お茶にすると独特の酸味を感じられます。専用の圃場で、農薬を使用せず、安全で品質の高い葉を管理栽培しています。
株式会社GEウェルネスのグループ会社である株式会社なな葉コーポレーションは、宮崎大学発ベンチャー企業として設立され、宮崎大学で育種されたラビットアイブルーベリー「くにさと35号」を利用した試験研究成果をもとに栽培・加工指導をつうじて機能性を生かした商品開発・販売を行っております。本品種の再利用許諾権付き独占的通常利用権が許諾された唯一の企業です。
同じくグループ会社の株式会社ビオラボ(以下ビオラボ)は、有効かつ安全で真に価値のある、新しい機能性原料を研究・製造しています。くにさと35号の茎を使用してブルーベリー茎エキス粉末を販売しております。
くにさと35号は皆様の健康に役立つ原料としてこの2社によって製造・製品化されています。

『くにさと35号』の茎葉に関して北海道科学大学とのin vitro試験で新たな機能性の研究結果が明らかになりました。
さらに神保太樹先生(トリノ大学医学部客員教授、他)との共同研究による臨床試験を実施し、疲労の低減や血管内皮の正常化に関わるデータを取得しております。

くにさと35号の茎
特許
  • ブルーベリー葉専用品種「くにさと35 号」(第23433号)
  • ブルーベリーの栽培方法(第5712672号)
  • 植物の葉の採葉機(第5034097号)
  • スノキ属植物の育苗方法(第5177349号)
  • 肝臓脂肪蓄積抑制剤、脂肪肝改善剤、及びそれらの医薬組成物(第4568809号)
引用文献
  • Tetsumura,T., Kajiwara,Y., Honsho,C., Sato-Yamauchi,M.,Sugimoto,y., and Kunitake,H. (2012). Effective Micropropagation of Rabbiteye Blueberries for Leaf Tea Production. Environmental Control in Biology. 50(3), 289-296.

  • Tsuda,Hirotoshi., Kunitake,H., Yamasaki,M., Komatsu,H., and Yoshioka,K. (2013). Production of Intersectional Hybrids between Colchicine-induced Tetraploid Shashanbo (Vaccinium bracteatum) and Highbush Blueberry 'Spartan'. American Society for Horticultural Science. 138(4), 317–324.


ブルーベリー茎エキス末で見つかった機能性
DISCOVERY

Tie2を活性化する作用

Tie2(たいつー)とは?

ある種の疾患では、無秩序に血管新生が起こることがあります。
例えば、腫瘍、慢性関節リウマチ、糖尿病網膜症、高脂血症、高血圧などの疾患において、血管新生が観察されます。 血管新生は、血管内皮細胞に発現する受容体型チロシンキナーゼTie2(Tyrosine kinase with Ig and EGF homology domain 2)を活性化させることにより、抑制されることが知られています。
Tie2は、血管やリンパ管の細胞に存在する受容体で、生体内ではアンジオポエチン-1により活性化し、毛細血管の働きを助けます。
加齢によりアンジオポエニン-1 の分泌量が減少すると、Tie2活性が弱まり、毛細血管にダメージを与えるとされています。
また、虚血性疾患においては、Tie2の活性化により、血管腔が拡大化されて疾患が改善し得るとの報告があります。Tie2の活性化により、血管内皮細胞の細胞死を抑制するとの報告があります。
このように、Tie2の活性化により、血管新生が抑制されるだけでなく、血管(毛細血管を含む)を正常化及び安定化させるとの知見があります。
Tie2の活性化により血管新生を抑制する天然物としては、桂皮の抽出物などが提案されています。

Tie2活性の測定
茎葉粉末のTie2活性

抗-Tie2抗体及び抗リン酸化-Tie2抗体を用いたWestern blotting法により、Tie2とリン酸化-Tie2の比を測定し、Tie2活性化の効果を測定しました。
その結果、ブルーベリーの茎および葉の熱水抽出物にTie2活性作用が確認されました。なかでも冬季に収穫した茎のエキスには、高いTie2活性が確認されました。

マウス試験による測定
マウス試験による測定

Tie2の活性作用が保たれている健康な血管では、血液は少しづつ染み出します。Tie2活性が弱まると血管からの血液の漏れは大きくなり、血液を必要な場所まで運び、届けるという機能を維持できなくなります。
本試験ではマウスにVEGFという薬剤を投与して、人為的に血液の漏れを大きくしています。何も投与しない場合(control)、血管に投与した青い薬液はわずかに染み出しています。一方、VEGFのみを投与すると青い薬液は多く漏れ出すようになります。このとき、VEGFと一緒にブルーベリー茎エキスを投与すると、茎エキスの投与量に依存して、青い薬液の漏れが少なくなることが分かります。
これより、茎エキスが生体においてもTie2を活性化し、血管からの過度な血液の漏れを抑える効果があることが確認できました。

疲労感の低減、Tie2の発現量

本試験は、ブルーベリー茎エキス含有食品の機能性の検討および安全性の確認のために実施されました。

対象

20代~80代の健常な日本人男女40名
※1名、本人の希望により脱落し、最終的に39名

試験方法

血液採取によるTie2の発現量を、被験者の血性からHuman Tie-2 Quantikine ELISA Kitを用い測定。
VASによる抗疲労作用を調査。自由記載アンケートにて集計。

摂取量

300㎎/日 プロアントシアニジンとして120㎎/日

摂取期間

4週間

摂取方法

夕食後1回1錠を摂取

結果

ブルーベリー茎エキス末の摂取後、摂取前と比較し、Tie2の発現量は増加傾向が見られました。
また、疲労感は有意に低減していることが確認されました。
今回、Tie2の活性化に増加傾向が見られたことから、 血管、リンパ管の正常化(安定化)が進み、体内循環・免疫等が改善され、疲労感の低減に繋がったのではないかと考えられます。 また、試験に起因すると考えられる有害事象は確認されませんでした。

疲労感の低減、Tie2の発現量疲労感の低減、Tie2の発現量
アイケア、目元美容

本試験は、ブルーベリー茎エキス含有食品のアイケア、目元の美容の改善効果の確認のために実施されました。

対象

VDT作業者で、目の疲労を感じている男女12名(平均年齢40.1歳)

試験方法

負荷試験(パソコン作業)後、「視力検査※1」、「瞼裂幅の測定※2」、「目元の保湿量、肌弾力の測定※3」、「推定血管年齢の測定※4」、 「VASによる目の疲労、首のこりのアンケート」を実施。
※1 視力検査はランドルト環を用い測定
※2 瞼裂幅の測定は上瞼と下瞼の幅を測定
※3 眼元の保湿量、肌弾力の測定は水分・油分チェッカーを用い測定
※4 推定血管年齢はTAS9を用い測定

アイケア、目元美容の試験方法
摂取量

100㎎/日 プロアントシアニジンとして40㎎/日

摂取期間

4週間

摂取方法

自由摂取(1日2錠)

結果

モニター試験にて、視力・瞼裂幅の改善、眼元の保湿量・肌弾力の増加、推定血管年齢の減少を確認しました。

アイケア、目元美容の試験結果アイケア、目元美容の試験結果
特許

《くにさと35号》はラビットアイ系ブルーベリーを品種改良して生まれたブルーベリー葉茶用の品種で、宮崎県内のみで栽培されています。
研究の結果、《くにさと35号》の茎の熱水抽出物により高いTie2活性化作用があることが分かり、特許を出願しています。

  • Tie2活性化組成物及びその製造方法 (特開2018-193346)
  • 血圧上昇抑制効果(特開2007-217406)
引用文献
  • Sakaida,H., Nagao,K., Higa,K., Shirouchi,B., Inoue,N., Hidaka,F., Kai,T., Yanagita,T. (2007). Effect of Vaccinium ashei reade leaves on angiotensin converting enzyme activity in vitro and on systolic blood pressure of spontaneously hypertensive rats in vivo. Biosci. Biotechnol. Biochem.71(9), 2335–2337.
  • 松浦 靖, 金子 真緒, 平原 秀秋, 日高 史絵, 境田 博至, 甲斐 孝憲, 柚木崎 千鶴子, 窄野 昌信(2013). 高血圧自然発症ラットにおけるブルーベリー葉の血圧上昇抑制作用 日本食品科学工学会誌 60(12), 689-694.

免疫賦活効果

免疫賦活成分 LPS(リポポリサッカライド)を確認

LPS は免疫細胞のマクロファージを活性化させる物質として知られています。
ブルーベリー茎エキス末はLPS が611.4ng/g含まれており、小麦の約3倍、大豆の約30倍以上の含有量になります。 また、類似原料のブルーベリー葉エキス末と比較した場合は、約470倍以上の含有量になります。

免疫賦活試験
免疫賦活試験

RAW264細胞(理化学研究所)を、96ウェルプレートを用いて、種々のエキスを添加した培地で1日間培養しました。各ウェルの上清をグリース試薬と反応させることで、マクロファージから分泌されたNO量を評価しました。
その結果、今回使用した種々のエキスの中で、ブルーベリー茎エキス末のみがNO産生量を顕著に増加させました。

マクロファージの活性化を抑制

RAW264細胞(理化学研究所)を96ウェルプレートに定着させた後、リポ多糖とブルーベリー茎エキス末を添加した培地に交換して2時間培養し、ニュートラルレッドを添加して更に3時間培養しました。バッファーで洗浄した細胞に取り込まれたニュートラルレッドの量を測定することにより、マクロファージの活性を評価しました。また、WST-8による生細胞測定も実施しました。
その結果、ブルーベリー茎エキス末の添加により、リポ多糖によるマクロファージの活性化が抑制されました。また、生細胞測定の値が減少していないため、細胞死によるものではないことがわかります。

歯周病菌への効果

歯周病菌への効果の実証

本試験は、ブルーベリー茎エキス末の抗菌性試験(オーラルケア関連)を調査する目的で行われました。

試験概要
  • 各微生物の培地に30mg/ml、15mg/ml、7.5mg/ml・・・のように、半分の濃度になるように茎エキス末を添加し、肉眼での観察で微生物の増殖が認められない濃度(MIC値)を求める。MIC値が小さいほど抗菌性が高い。
    (例)15mg/mlでは増殖していないが、7.5mg/mlでは増殖している→MIC値は7.5mg/ml
  • 茎エキス末が完全に水に溶けず、溶け残った成分はフィルターで除去した。
  • 試験結果
  • ジンジバリス菌(P. gingivalis、歯周病菌):MIC値=1.9mg/ml
  • ミュータンス菌(S.mutants、虫歯菌):MIC値=15mg/ml
  • 考察
  • 茎エキス末には歯周病菌や虫歯菌を抑える効果があり、オーラルケアに役立つ素材であることが確認されました

ペットへの効果の実証

上記細胞試験の結果から、ブルーベリー茎エキス末にはペットに対して有用な効果があると考えられました。
そこで、獣医師の協力の下、ペットの胃機能改善に関する試験を行いました。

腎機能の改善

犬の死亡原因の1位はガンで、第2位、第3位が心臓病や腎不全となっております。
猫の死亡原因の1位もガンで、次いで腎不全、感染症となっております。ペットの高齢化により腎不全による死亡が増加しております。
下記は、慢性腎機能低下の犬における腎機能改善効果について検証及び安全性の確認試験の結果です。 腎機能のステージI(被験犬1、2)、ステージII(被験犬3)摂取量:10㎎/㎏/日(被験犬1、2) 、3.34㎎/㎏/日にて試験(被験犬3)を行いました。

被検犬のデータ被検犬のデータ

下記は、重度腎不全の猫(体重:5㎏)、輸液治療およびアンチノールを投与している症例に対し、ブルーベリー茎エキス末(30㎎×2/日)を追加で投与した結果です。 アンチノールは関節系に良く働きますが、ブルーベリー茎エキス投与前は歩行困難でした。しかし、ブルーベリー茎エキス投与後は通常の歩行ができるようになるまで回復しました。

被検猫のデータ被検猫のデータ

インフルエンザウイルス不活性化効果

インフルエンザウイルスへの効果の実証

本試験は、ブルーベリー茎エキス末のインフルエンザウイルス不活化活性(抗インフルエンザ効果)を調査する目的で行われました。

試験概要
  • ブルーベリー茎エキス末を滅菌イオン交換水を用いて50mg/mLに調整し、遠心分離した後の上清を試験に用いました。
  • 滅菌水に希釈調整したインフルエンザウイルス(約1.3×106PFU/mL)と試験液を1:9の割合で混合し、室温にて30分間静置反応させました。
  • 30分経過後反応液を回収し、適宜希釈したものを宿主細胞(MDCK細胞)に添加し、37℃、1時間の感染処理を行いました。
  • 宿主細胞を洗浄後、37℃で2日間静置培養しました。その後形成されたプラーク数を目視で計測し、処理前のウイルス感染力価に対する、処理後溶液の残存ウイルス力価(PFU/mL)を算出しました。
試験内容一覧
  • 使用ウイルス インフルエンザウイルス H1N1A/PR/8/34
  • 宿主細胞 MDCK細胞(イヌ腎細胞)
  • ウイルス感染力価 1.3×105PFU/mL
  • 試験検体 ブルーベリー茎エキス末を、滅菌イオン交換水を用いて50 mg/mLに調整し、3,000rpm、5分間遠心分離後の上清
  • 処理時間 30分
試験結果
  • 茎エキス末の最大溶解濃度水溶液は30分の作用時間でインフルエンザウイルス1.1×105PFU/mLを99.9%以上不活性化することを確認し、高い抗インフルエンザ活性があることを確認しました。
ブルーベリー茎エキス溶液の抗インフルエンザ活性ブルーベリー茎エキス溶液の抗インフルエンザ活性


学術論文・メディア掲載一覧
ACADEMIC PAPERS / MEDIA

研究論文一覧
  • Tetsumura,T., Kajiwara,Y., Honsho,C., Sato-Yamauchi,M.,Sugimoto,y., and Kunitake,H. (2012). Effective Micropropagation of Rabbiteye Blueberries for Leaf Tea Production. Environmental Control in Biology. 50(3), 289-296.
  • Tsuda,Hirotoshi., Kunitake,H., Yamasaki,M., Komatsu,H., and Yoshioka,K. (2013). Production of Intersectional Hybrids between Colchicine-induced Tetraploid Shashanbo (Vaccinium bracteatum) and Highbush Blueberry 'Spartan'. American Society for Horticultural Science. 138(4), 317–324.
  • Sakaida,H., Nagao,K., Higa,K., Shirouchi,B., Inoue,N., Hidaka,F., Kai,T., Yanagita,T. (2007). Effect of Vaccinium ashei reade leaves on angiotensin converting enzyme activity in vitro and on systolic blood pressure of spontaneously hypertensive rats in vivo. Biosci. Biotechnol. Biochem.71(9), 2335–2337.
  • 松浦 靖, 金子 真緒, 平原 秀秋, 日高 史絵, 境田 博至, 甲斐 孝憲, 柚木崎 千鶴子, 窄野 昌信(2013). 高血圧自然発症ラットにおけるブルーベリー葉の血圧上昇抑制作用 日本食品科学工学会誌 60(12), 689-694.

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